タイ料理といえば、ガパオやパッタイなど、日本でもおなじみのメニューも多く、好きな方も多いかもしれませんが、実は南いちはらでも、タイのお母さんがつくる本格的なタイ料理が味わえるお店があるのをご存知でしょうか?
今回は、私たちがよく聞くメニューから、本場の人が喜ぶようなちょっとマニアックな料理まで、『本当のタイ』を味わえるお店をご紹介します!
2021.12.21/文・写真 Kaori HOSOYA
小湊鐵道の上総牛久駅に向かう一本道。車をまっすぐ走らせると見えてくるのが、黄色い看板と細長い建物。よく見ると「タイ貿易倉庫」という文字とタイの国旗、お弁当の旗が並びます。
「ん?タイ料理??いや、貿易?倉庫??」
と、気にはなるものの、なんのお店だかわからずにそのまま通り過ぎてしまう方もいるかもしれませんが、実はこちらが本場のタイを味わえるお店、「タイ貿易倉庫UD」(以下、UD)なんです!
店内へ一歩足を踏み入れると、そこはまさに異国の地。
まるで旅先で知らないお店に入ったかのようなワクワクした気持ちになります。
売り場をに進むとメニューが置かれたテーブル席とカウンターが備えられ、タイ語で笑顔で話しかけてくれるお母さんにも、「言葉は通じるかな…?」と、なんだかドキドキ!
メニューにある料理はどれも本場のお母さんがつくり、見た目も味もタイ料理そのもの。料理に使われる野菜、お米、調味料のほとんどが本場のタイの食材を使用し、タイのお母さんがつくることで、本場の味を表現しているのがお店の自慢なんです。
しかも、タイ野菜は自分たちでいちから育てているというこだわりよう!そんなこだわりと手間ひまかけられた料理一つひとつの独特なエスニックの風味と香ばしい香りが、食欲をそそります。
そんなUDの人気メニューが、こちら。
そんなUDをオープンさせたのは、オーナーの黒木さんとお店の運営を任されている松本ユウさん(以下、ユウさん)。
もともとソーラーパネルを全国で取り付ける会社を経営している黒木さんは、仕事をする中で、研修生など多くのタイ人に出逢い、興味を持ったことからタイを訪れるように。そんななか、市原市で暮らしていた、ユウさんとの出逢いも重なり、タイの人にも日本の人にも喜んでもらえることとして始めたのがUDでした。
UDというお店の名前の由来も、ユウさんの故郷であるタイのUdon Thani(ウドーンターニー)という町から来ています。とてものどかで自然に囲まれた静かな場所で、一度は訪れてほしい場所なんだとか。
ユウさん
「お店に来てくれる人と話すのはとても楽しいよ!
本当のタイを感じてもらいたいから、全部タイのものを使って、本当に美味しいものを高くせずに出したいの。みんなに喜んでもらえるから、すごく嬉しい。」
本格的なタイ料理を食べたい方も、海外旅行気分を味わってみたい方も、ただ美味しいものを食べて楽しい時間を過ごしたい方も。ぜひ一度「タイ貿易倉庫UD」を訪れてみてください。
きっとあなたも虜になるはず!