お寺カフェ瑞江 | くらす はたらく いちはら

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仕事も食事も説法も。自然の中のお寺お寺カフェ瑞江

市原鶴舞インターから10分ほど(東京から60分、横浜から40分)車を走らせ、巨大な杉の木の道を抜けると出てくる光福禅寺。1675年開山と歴史も長く、佐是城跡や「ぐちきき観音」としても有名で、一年を通して県内外様々な場所から訪れる、由緒あるお寺です。
桜や竹に囲まれた表参道を通って境内を歩くと、お寺の横にはバラをメインに四季折々の花や木々に囲まれたお庭とログハウスが佇んでおり、まるで海外の庭にいるよう。

住所千葉県市原市佐是1097
電話番号0436-92-1335
営業時間 木、金、土、日 11:00〜15:30(L.O)
定休日月、火、水
ウェブサイトhttp://kofukuzenji.sakura.ne.jp/zuikou.html

人生冒険なんだから、やりたいことをやるんだよ

『オープンテラスカフェ瑞江(ずいこう)』は、いつもお寺に来ていた方達のためにゆっくり食事ができるスペースがつくれたらと感じ、元一流レストランのシェフであるご住職と奥様のまさ江さんが10年前に始めたカフェ。 お寺で食事と聞くと、精進料理を思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらのカフェでは地域の野菜や養老のもち豚を使用したガパオやピザ、パスタなど、お二人自慢の食事やコーヒーが楽しめます。

自慢のコーヒーはアメリカから取り寄せているもの。このコーヒー独特の甘い香りがログハウスの中に広がります。

「もっといろんなことをやってみたいと思ってフツフツしていて、私の人生これで終わらせたくなかったの。人生どうせ生きる時間はみんな一緒なのだからやりたいことをやればいんですよ、ダメだったら辞めたらいいんだから。」そう笑いながら話すまさ江さん。
お二人はカフェ以外にも座禅や茶道体験(要予約)、お寺ヨガ、外国人の受け入れ(様々な交流や体験ができる)、ハラル料理の提供、ニホンミツバチの養蜂(最近始めてみたのだそう)

ご住職(右)とカフェでお食事を作っているまさ江さん

話を聞いていると、「本当にお寺にいるのだろうか?」と思ってしまうくらい多彩で楽しいお二人。今現在は、コワーキングスペースと宿泊施設の準備をしており、来年の春には仕事をしたい個人の方や企業の方を迎える予定だそうです。(2021年スタート予定)

バラの香りは人を癒す力がある

「このガーデンにはちゃんと意味があってね、バラの香りは精神安定剤と言われていて、人を癒す力があるんですよ。だから沢山植えている。ここに来る人たちは元気じゃない人たちばかりじゃない。だからここに座っているだけで自然と気持ちが落ち着いたりするんです。そして美味しい食事を食べてもらって、元気になって帰る。そういって喜ぶお客様も多いんですよ。」

ログハウスの中、コワーキングとしても使ってもらえるよう、カウンターテーブルをDIYしたそう。(こちらのテーブルの木はお寺の山で採れた木材なのだそう)

当たり前にある自然とこの空気はやっぱり魅力。

「他にもね、この場所の魅力は、ちょっと行けば中華料理(横浜中華街まで車で40分)も食べに行けるし、海にも山にも旅行にすぐ行くこともできます。でもやっぱりいつも思うのは、『うちが一番だなぁ』と思って帰ってくる(笑)。ここはそんなほっとできる場所なんです。それでね、環境がいいから、『日々何しようかな?』ってワクワクできる。人間なんだから、そうやって生活していた方が楽しいでしょう?」
終始、笑いの絶えないお二人のお話は本当に面白く、楽しんでいるのが伝わってきて、お二人が伝えたいメッセージを生き方そのもので体現されているようでした。
やはり仕事も暮らしも、環境がって大切だと改めて感じます。
環境を整えてみたい方、仕事をして座禅を体験したい方、ゆっくり食事を楽しんでみたり、佐是城跡で歴史を感じながら境内を散歩してみてはいかがでしょうか?