里山×エスニックCafe うさぎや | くらす はたらく いちはら

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里山風景の中で、旅行気分を味わおうCafe うさぎや

車で向かうと「こんなところにお店があるの?」と、つい心配になってしまうような田んぼの広がる景色を横目に、小湊鉄道の飯給駅(いたぶえき)までたどり着ければもうすぐそこ。線路に沿った小道を歩いていくと見えてくる可愛らしい看板と古民家が、今回ご紹介する「Cafeうさぎや」です。
取材日 2021.07.15/文・写真 Atsumi Mizuno

住所 〒290-0543 千葉県市原市飯給863-1*小湊鉄道 飯給駅徒歩3分
営業日 木曜日~土曜日
営業時間 ランチ12:30~16:00(ラストオーダー15:00)
ディナー18:30~22:00
予約電話番号 090-2555-8816
ホームページ https://cafeusagiya.com/
*ランチ・ディナーともご予約はお電話のみにて承っております。
*ランチタイムは、お子様不可。
*ディナータイムは完全予約制1組4名様迄、お子様可。

田園風景の広がる飯給(南市原加茂地区)で珍しい本格的なエスニック料理を提供しているのが、「Cafeうさぎや」です。

お料理はとってもカラフルで目にも楽しく、スパイスやハーブの香りが食欲をそそります。
もち米とお肉を生キャベツに巻いて食べる料理。タイではポピュラーな食べ方なんだとか。

もともと東京でエスニック料理店を経営していたオーナーの加瀬美香さん(かせみか、以下、ミカさん)。ミカさんのつくる「Cafeうさぎや」の料理は、本場の味を求めて遠方からはるばる訪れるファンがいるほど、どれも本格的です。

写真中央のバラを模したニンジンカービングも、ミカさんがつくったもの。

そんな「Cafeうさぎや」の料理の秘訣は、その学び方。タイ旅行でその魅力にハマり、タイ留学までしてしまったというミカさんは、地元屋台の方々から直接修行させてもらい、まさに“本場の味”を体得してきたんだそうです!

また、タイ留学中に料理だけでなく、タイ伝統工芸のフルーツとソープ(石鹸)のカービングも学んでいたミカさん。

スイカでつくったミカさんの作品。コロナ禍になる以前は、フルーツとソープカービングの講習もしていたんだとか。

木に彫刻を施すウッドカービングにも関心をもつようになり、チェーンソーカービングで有名な栗田さんが市原で活動していたことをきっかけに、市原と縁が生まれ、移住へとつながっていったんだとか。

市原市の観光大使でもある栗田さんの作品。Cafeうさぎやを訪れると、玄関先でちょこんと出迎えてくれます。

ですが、お店を続けていく大変さは東京で身をもって経験していたので、移住後にお店を開く予定はなかったんだそうです。それにもかかわらず、ミカさんが「Cafeうさぎや」を開くことを決意したのは、なぜなのでしょうか。

ミカさん いろんな友人からの「お店やらないの?」という声に後押しされたことと、たまたま引っ越してきたこの家が小湊鐵道の沿線沿いで、電車の写真を撮りにくる人たちもたくさんいたので、それならいっそここにお店を開いてしまおうって。

小湊鐵道の線路とファンタジーの世界に入り込んでいくような緑のトンネルが、お店のすぐ脇から覗けます。

そんな経緯ではじまった「Cafeうさぎや」には、季節ごとにさまざまな表情を見せる小湊鐵道のファンや遠方の方が、わざわざ列車に乗って訪れることも多いんだそう。

あなたも、のんびりトコトコ列車旅をしながら、都会でも滅多に出会えない本格的なエスニック料理で旅気分を味わってみてはいかがでしょうか?

*2021年9月現在、新型コロナ拡大防止緊急事態宣言の為、テイクアウトとデリバリーのみの営業となります。営業日時間については上記ご予約電話番号にてお問合せください。
*2021年9月現在、集中豪雨の影響で小湊鐵道は一部運休中です。復旧情報はHP(https://www.kominato.co.jp)でご確認ください。
*敷地内・店内の写真撮影・動画は禁止です。取材のため特別に撮影許可をいただきました。