白石伸幸さん | くらす はたらく いちはら

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市原市地域おこし協力隊として活動中白石伸幸さん

「里山を自転車で走って、そこでの生活を知ってもらいたいんです。」
そんな思いから地域おこし協力隊として市原に移住をした白石伸幸さん。

もともと自転車サークルに所属しており、市原に毎週末サイクリングで訪れていました。大福山の林道や飯給の裏道などの魅力的なコースを走るうちに、もっとたくさんの人が自転車を始めるきっかけをつくりたいと考えるようになったそうです。

「地域の人の畑を自転車で回って、野菜を集め、みんなでカレーをつくったら楽しそう。」 白石さんが描いているのは、里山での暮らしを身近に感じられる遊び心のある企画です。 そして、現在最も力を入れているのは、そのようなイベントの際に立ち寄れるサイクリストの基地づくりとのこと。田淵にある長年空き家だった場所がリノベーションによりサイクルベースとして息を吹き返そうしています。 地元の建築設計事務所kurosawa kawara-tenの監修のもと、できるだけDIYで自分たちの手で改修を進めています。バールやハンマーなどの道具を握って天井を抜いたり、壁を壊したり、これまでに体験したことのない作業に楽しさを感じているそうです。

「大広間を交流スペースにして、サイクリストだけでなく地元の人も立ち寄れるような地域内外の人々が混ざり合うような場所にしたいです。」 そんな目標を掲げて日々解体作業を行う中で、地域の方々とのつながりも出来始めたといいます。 作業の様子を気にかけて、何も言わずとも手伝いに来てくれる地元のおじさん。 必要な道具を貸してくれる、近所のアメリカ人移住者。 野菜や漬物も農家さんに譲ってもらうこともあり、以前より自炊の回数も増えたそうです。拠点をつくることで交わる人。白石さんの思い描く場所が少しずつかたちになりつつあります。

空き家の改修作業の傍ら、地域のマルシェで自転車の試乗会を開催したり、コースに組み込めるような場所を訪れたりする白石さん。 「市原には面白い活動をしている人がたくさんいることに気づきました。みなさんと繋がれるように、イベントのお手伝いをすることもあります。まずは市原を拠点に、ゆくゆくは近隣地域も含めた広域連携を目指しています。」 と意気込みを語ります。これまで専門としてきたイベント運営のノウハウを活かして、ロゲイニングなど大規模イベントに発展させるという長期的なビジョンを持っているそうです。

「市原では良くも悪くも、色々な活動が始まったばかり。何もないところから新たにつくり出す面白さがあります。そういう意味で、市原には今が”入りどき”なのかもしれません。」 白石さんが感じる市原の魅力は、これから何かが始まりそうなワクワク感にあるようです。 サイクリングを通じて、里山での暮らしの風景を味わい、新しい風を感じに市原を訪れてみませんか?